会長挨拶

第44代会長 髙松隆介
私たちを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の自粛から解放されたものの、少子高齢化の進行による生産年齢人口の減少、生成AIの台頭による急速なデジタル化、物価高騰や頻発激甚化する自然災害など大きな時代の変化に直面しています。
長崎市においては、100年に一度のまちづくりがカタチを見せ、活気ある未来への足掛かりとなろうとしています。そして、今年は長崎に原爆が投下されてから80年、平和推進の大きな節目の年であり、長崎が世界から注目を浴びる一年となります。長崎が更なる発展の兆しを見せる今、私たち地域を支える青年経済人は地域発展の一翼を担っており、多様な場面での活躍が求められています。その機会を最大限に生かし、長崎YEGの事業を推進していきます。
私たち一人ひとりは小さな存在であり、できることは僅かであるかもしれません。しかしながら、YEGの旗印の下、信頼関係を築き、時間と想いを共有し地域の為に活動することで、やがてさざれ石のごとく地域にとって大きな存在になることができると信じています。
令和7年度長崎YEGの事業の中で、地域の力となり、長崎の明るい未来を創造していく為には会員一人ひとりの協力が不可欠です。その中で、会員の皆さまに対して共通認識として心に留めていただきたいことがあります。
旧一万円札の肖像であった福沢諭吉の格言の一つに「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」という言葉があります。現状維持は衰退に繋がり、「新(進)」に挑み続ければ、必ず明るい未来があるということを信じて事業を推進していきます。ただ闇雲に思い付きの事業を実施するという意味ではありません。毎年実施している継続的事業であれば、過去の事業を振り返り、出向者を中心に他YEG、九州ブロックや日本YEGの情報を収集しながら、委員会メンバーのアイディアを加え、いまの時代やニーズに即した新しいカタチで、委員長を中心に事業展開をしていただきたいと考えております。
新しいことを創造するには、熱意が必要です。事業の道半ばで、心が折れそうになることもあるかもしれません。その際は、委員会、理事会や役員メンバーが心を通わせ一つになり、事業達成した暁には共に労い喜びを分かち合う、そのような互いを尊重し合える組織を築いていきましょう。
新たな事業のその先には、必ず明るい長崎の未来がある。その信念で、いざ出航します。
会員皆さまのこれからのYEG活動が更に楽しく、笑顔溢れる有益な場となるよう、精一杯努めてまいりますので、お力添え賜りますようお願い申し上げます。
【令和7年度スローガン】